外国には、いろいろな宗教があるよね。
そして、そのほとんどは「この世をどう生きて、天国に行くか地獄に行くか」という教えなんです。
だけど、日本人の心情は違うんです。
例えば、純ちゃんが死んだとき、家族が毎日、お墓に懐石料理を持ってきてくれるとするよね。
でも、死んでから懐石料理を出すんだったら、生きてるうちに食わせてくれよって思うじゃない(笑)
日本人っていうのは、生きてるうちに幸せになりたい民族なんです。
死んでから天国に行くんじゃなくて、ここを天国にしたい民族なの。
それが、日本人の特徴なんです。
じゃあ、ここを天国にするにはどうしたらいいんですかって、天国言葉を使えばいいの。
「感謝してます。今日のご飯おいしいね」「純ちゃん、いつもありがとう」なんて楽しく会話をしてると、ここが天国に近づくんです。
で、ここが天国になった人たちは、考え方が天国思考になる。
そういう人たちが行ける場所が天国なんです。
逆に、地獄言葉を使って、お互い傷つけ合うようなことを言ってたら、ここはたちまち地獄になるんです。
一般的な外国人の考え方は、苦労してやっと天国に行けるっていう教えがベースになってるんです。
だけど、その考え方を日本で当てはめるのは無理があるの。
だって、苦労している人って苦労顔だし、苦労する考え方になるよね。
そういう人が行けば、どこへ行ったって苦労が伴うんです。
天国にならないの。
わかるかい?
今の日本って戦争もないし、こんなに豊かでいい国はない。
もし、あなたがここで苦労してるんだとしたら、世界じゅうどこへ行っても苦労するよね。
ここで不平不満ばかり言ってると、どこへ行ったって不平不満が出ると思うよ。
隣の芝生は、いつも青いんです。
だけど、あなたのところの芝生も隣から見ると青いんです。
今いる場所で、どうやって幸せに生きるかって問題なんだよね。
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